怪我から復活サウスポー (カープ9ー2DeNA) @マツダ 4月20日
床田 寛樹
カープが待ちに待った日本人サウスポーエースの登場である。
ここ数年カープと言えば右腕王国で有名であった。数年前だと黒田、マエケン、大竹、今では、大瀬良、野村。ローテーションを当然に守るどのピッチャーも右ピッチャーなのである。
カープの方針として、無理をして良くないサウスポーを獲るより、いい右を獲るという方針があるそうなのだが、それと同時にサウスポーは育ちにくいという逸話?もプロ野球にはあるらしい。
しかし今回待ちに待った、サウスポーエースの登場を(現時点、今年の活躍を見てエースと呼んでも過言ではないと思う。)本当に嬉しく思うし、大怪我を乗り越えてのこの活躍は、並大抵の努力では無し得なかったのではと推測せざるを得ない。
今日も床田は持ち前の淡々としたピッチングでアウトの山を築いた。7回104球、8奪三振1失点。ピンチになってもフォアボールで自滅とするという悪癖もなく(誰とは言ってないですよ、、、)かといってかわすピッチングだけでなく、時には強気にインサイドをつく。
このようなピッチングをしてくれると、守りからのリズムがつき攻撃にもいい影響を与えるのだろうなと今日12安打したバッター陣を見ていても感じるところがある。
トミージョン手術を乗り越えて、早くも3勝目を掴んだサウスポーが今のカープを支えてくれているの間違いない。きっときっと今年のキーマンになってくれる。
投げれる喜びを覚えたサウスポーが、カープもとい球界の顔になる日もそう遠くはないだろう。