背番号14番、エースの貫禄 (カープ2ー0中日)@マツダ 4月25日
今日で7連勝。
立役者はなんと言ってもエース大瀬良。
9回5奪三振完封。123球魂の熱投であった。
ピンチと言えば、8回表2アウト2塁の場面。レフト西川のバックホーム送球アウトのファインプレーもあり、野手も守り抜いた試合。
開幕当初(何度も開幕当初の事言ってすみません)チーム全体の歯車が上手く噛み合わない中、カープ投手陣もピリッとしなかった。ファアボールで自滅したり、ここぞの場面で連打を打たれたり。
そんな中開幕投手を務めた大瀬良はコンスタントに結果を残し続けた。8回無失点、7回3失点、6回4失点、7回1失点。
そして今日の5年ぶりの完封である。
5年前の横浜スタジアム。
当時ルーキーだった大瀬良が完封した試合をテレビで見ていた。ビジターながら今日の9回の様に、アウトを取るごと「お!お!せ!ら!」コールが球場内で起こっていたのを鮮明に覚えている。(今年のルーキーいいの取ったなあって思ったのも思い出した。)
しかしルーキーの年完封はしたものの、この5年間の間の道のりは平坦ではなかった。
うまく勝ち星が伸びず中継ぎに配置転換されたりもした。
2015年の最終戦、負ければBクラス決定の試合で打たれ、ベンチで人目をはばからず泣いていた事を覚えている人も多いかも知れない。当時のネットや新聞でもかなり叩かれた。
月日は流れ今、背番号14番は、ひと回りもふた回りも大きくなってエースの看板を背負ってカープを引っ張ってくれている。きっとその悔しさだったり、自分の歯痒さだったり、そんな事を乗り越えてのエースの貫禄なのだろうなと思う。
大きくなった背番号14番の様にカープは強くたくましくなっている。そんな時だからこそ言いたい。
改めて優勝信じて応援しよう、躍動する若鯉たちを。